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エライ目に合いました

週末連続のお出かけ疲れでたっぷり寝て気持ちよく起きた今朝

ビビぞのお散歩に行き
さあ今日からミッドタームの勉強しなくちゃないやだなあ
なぞと思いながら帰って来て

ビビぞといつも通りアパートのエレベーターに乗ったとたん
「ウィイイイーン ヒューン」

どうやら停電

オイラの人生 一番あったらイヤだなと思っていた事ベスト10
にランクインされている
「エレベーターに閉じ込められる」
を思わぬところで経験
映画だけの世界と思っていたよ

かなりのクロスホビア(閉所恐怖症)だと
自分で思っていたのでそんな目にあったら
パニックにあってどうなるか分かりゃしない
呼吸不全になったり
取り乱して泣き叫んだりしちまんじゃないか
等と 想像してさらに恐れていたのだけど

実際そういう目にあったら
わりと落ち着いてる自分を発見

最初はビックリしたけど 
乗ってすぐ止まったからまだここは地上に近いはず
自力で中ドアを手で開けてみる お 簡単に開く
でも 外ドアが開かないよ
警報機を鳴らし、電話をかけて助けを呼ぶ
とにかく中に居る事は誰かに伝わった

突然暗闇に閉じ込められ
パニくりそうでハアハア落ち着かないいたいけなビビをなだめ
景気付けに歌を歌う
こういう時かっこいい歌が出てくれば良いがなぜか
覚えているのはアニメソングばかり

♪ピーヒャラピーヒャラパッパパラパー
おどるポンポコリーン♪

決してかっこ良くはないが 
シリアスムードにならずなかなか良いではないか

5分ほどで助けの人到着

「miss!大丈夫ですか?今助けに来たから安心して下さい!」
とエレベーターお助けマン(?)の声

「ハーイ 大丈夫でーす ありがとー」
と答える

しばらくがちゃがちゃやってるが開かないらしい
「シッ@」「ファッ@」など イライラ目の声が聞こえる

えーと 全部聞こえてますよ
人というのは見えないとそこに人がいることを忘れてしまうのでせうか

他にも人が集まって来てる気配
「どうしたの?」と近所のおばあちゃん
「中に人が閉じ込められてるんだ」
「あらまあ怖い!良かったわ乗ってなくて!」

いやばあちゃんは良いかも知れないが
こっちは全然良くないです

すぐ助ける と言ってくれたわりには
なかなか助けてくれない
筒抜けの会話を聞いていると
どうやら何か道具が必要らしいけど
それを持って来ていないらしい
誰かに持って来てくれるように頼んでいる

もう一度
「大丈夫ですか?もうすぐ助けますから!」と声

「はーい 待ってますー」

あー 当分開かなさそうだよ
床に座ってストレッチ始める

外で言い合いの声
アパート側の人たちが早くあけてあげてくれと言っている
それに少しキレるお助けマン

「中に居る子が不安がるからそんな事言わないように」と大家さん

あのー 全部聞こえてるんですけどー

「中の女の子ぜんぜん怖がってないみたいだよ」とお助けマン

あのー 全部聞こえてるんですけどー

怖がってないわけじゃないけど
パニクったところで状況は好転しないから
冷静にしようとしてるんですッ

ビビがこの状況に慣れ始めウトウトしかけた頃
(犬はスゴイ)
ドアが開いた

シャバの空気はいいねえ

お助けマン
「ベッピンさん 段差があるから気をつけて
ボクの肩につかまってもよいよ」

いや大した段差でないので大丈夫ですありがとう
と自らジャンプして降りる
ビビの方が降りれず怖がっている
ようやくビビをジャンプさせ
皆様にお礼を行って階段で我が家まで

はあエライ目にあいました

でも これにて今までどんなに恐ろしいだろうと思っていた事も
実際経験してみるとそこまで恐ろしいものでもなく
ある程度は耐える事が出来る自分を発見

まあ これが映画「スピード」みたいな超高層ビルなら
そんな冷静な事言ってられませんし
もうこんな経験出来れば2度としたくは無いですけど

そんなわけで
教授 ミッドタームの勉強出来てましぇーん 
とこの30分間のせいに出来ないだろうか

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コメント (4)

funky:

たいへんでしたねー
だけどその分、筒抜けエピソードがおもしろ倍増です

これは映画化するしかないですね
人情味の溢れたいい映画になりそうです

タイトルはどうでしょう
スピード3
なんて如何でしょう

オショーユ:

はじめまして。

大事にいたらなくてよかったですね。"ある程度は耐える事が出来る自分を発見" — That's a happy end.

僕もオフィスビルで二時間ぐらい閉じ込められたことがあります。ランチ出前デリバリー中のネーチャンがたまた乗り合わせていて、エレベーター屋さんが来て開けてくれるまで、二人で床に座って他人の食事を食べてパーティーしてました。お腹いっぱいになっても他にすることが無かったので、二人で数人分のタイ料理を全部食べてしまいました。普段知らない他の階のオフィスゴシップの雑談で盛り上がっていました。僕の中ではそんなに悪くない思い出です。

ところで、ある大手出版社員のニーチャンがマンハッタンの有名な高層ビルのエレベーターで週末に41時間閉じ込められたという有名なストーリーがあります。叫んでもずっと誰にも気づかれなくて、時間が経つのが永遠に感じられて、そのまま死んでしまうと思ったそうです。この47時間を早送りしたビデオが YouTube にあります。ドアをこじ開けたり、壁を蹴ったり、ロックされてる天井とか色々トライしています。疲れると床に横たわるのですが、靴を枕に、財布をアイマスク代用にしてがんばって寝ているのが可哀想です。
(http://www.youtube.com/watch?v=p_bMhNI_TY8 )

結局この事件の後、この人の人生がどう変わったかというのが結構スゴいストーリーでニューヨーカーマガジンに載っています。(http://www.newyorker.com/reporting/2008/04/21/080421fa_fact_paumgarten )

ではまた。

ふあんさん>

スピード3良いですね
相手役は1のキアヌリーブスにお願いしたいです
ビビ役で 犬 役作りが難しいかも知れません

エレベーターの中でこの経験から学べる事はなんであろう
などと考えていたのですが、
1つは ぽっちりですが自分の強さと
もう一つは 「想像の恐怖は現実の恐怖を超える」でした
想像して怖がって踏み出せない時が人間には多々あるけど
渦中にいると怖さよりそこから抜け出す事に目が向いたりするものなのかも
だから 「何かをやる前に恐れて止めてしまうより行動せよ」みたいな
まあオイラの場合は小さな小さな事だったから
そんな事が言えるのかもですが
オイラにとっては大事件でございましたので

オショーユくん>
先日はどうもでした!菓子パンやティラミス美味しかったねッ

ウオオオオオオ!
オショーユくんやニコラスくん
オイラよりぜんっぜんすごい経験してますね
エレベーターにトラップされることが
こうなると日常的な感じさえします(笑

"ある程度は耐える事が出来る自分を発見"
— That's a happy end.
本当そうです 人生何事も経験

オショーユくんの2時間はちょっと楽しそうです
誰かといっしょそれも食べ物がいっしょは心強いですね
でもそんなにたくさん食べて
おトイレ行きたくならなくて良かったね(笑

ニコラスくんのはなんかすっごい切ないかんじです
BGMまで切ない、、、
踊るポンポコリンにしたらもっと明るい感じになるのに、、、
防犯カメラにもバッチリ写ってるし
ロビーがすぐそこなのに出れないなんて悲し過ぎる
でもガンガン壁を蹴ったりキレたりしてないから
(行動してても控えめな感じに見える)
きっとすごくマジメな人なのでしょうね
オイラならドア破壊してそう、、、
ミッドターム終わったらその後のニコラスくんがどうなったか
ニューヨーカーのアーチクルも読んでみます

トイレは大丈夫だったのかなあニコラスくん

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2009年10月26日 20:41に投稿されたエントリーのページです。

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