スーパーで豆腐がセールされていた
真剣に木綿にするか絹ごしにするか
悩みながらガラスケースを睨んでいるところを
偶然通りかかかった知り合いに発見される
「何見てるの？」
と聞かれたので
「豆腐が安売りなの！」
と喜びを伝えたけれど
「豆腐って味ないよね」
とちょっと悲しげに眉毛を下げて言われた
アメリカ人に豆腐の良さを伝えるのはなかなかむつかしい
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朝「おっはよおおおお！」
と爽やかな気持ちでブラインドを上げたら
ブラインドの枠の部分の木がちょっぴりはみ出していて
その棘がたまたま中指に刺さった
イチッ
毛抜きで取ろうとチャレンジしたけど
なかなか取れないので放っておいたら
作業する度
イチッ
何かを触る度
イチッ
非常に煩わしいのでネットで「とげの抜き方」と検索したところ
「はちみつを塗ると良いですよ １０分ほど待てば自然に取れます」
教えてもらった人からは感謝感激の言葉
「一番痛くない方法なのに本当に取れました！ありがとうございます！」
おおおこれだ！と喜びいさんで早速塗ってみた
けど １０分たっても２０分たっても抜けない
ただ指がベトベトでもっと煩わしい ぐう
お風呂後指がふやけている間に
もう一度毛抜きで頑張ってみたところ
ようやく抜けた！
抜けた敵をしみじみ観察してみる
１ミリあるかないかの小さな棘なのに
暴れん坊具合はバツグンであった 不思議
棘 ハチミツでは取れなかったです
それともハチミツの種類がいけなかったでしょうか
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先週のバス
運転手さんバスが出発するとともに
「かみさんに電話しなきゃ怒られる」（独り言）
とケータイで話し出す
どうやら奥さんがかなり一方的に話してるようで
運転手さんはほとんど相づちしか打っていない
「最後にはもう行かなきゃだから」
と何度か言ってようやく電話を切っていた
その後運転手さん宛に電話
「やー それが警察署の真ん前で起こったんだよ！」
「だからいっつも娘には車に乗ったらすぐ鍵をかけろって言ってたんだ」
「今彼女は病院で寝てる 意識不明なんだ」
「車で彼女を轢いてから去ったんだよ」
なんか
ものすごく
物騒な会話が聞こえてくるんですけど
その上慣れていないのか
さんざん道に迷い
「乗客の皆さん 何か道に迷ってるみたいに見えるけど、、、
あー でもそんな感じなんだけど、、、
でも大丈夫 どうやって行くか分かってるから！」
と非常に乗客を不安に陥れるアナウンス
正直っちゃ正直だけど 世の中言わなくても良い事もあると僕は思う
結局マンハッタンから出るのに小一時間かかった
まあ それは良いんだけど
コネチカット辺りでも渋滞を避けようとして
高速から降りしばらく走った後
「ここがどこか分かる人！」
とか乗客に聞くもんだから
再び熟睡中の乗客たちを不安に陥れる運転手さん
無事脱出出来たから良かったけど
最後の最後 すぐそこが駅ですよ という時
二股に分かれた道で間違った方に行こうとした運転手さん
オイラも「あッ」と小さく小声
ギリギリで気づいた運転手さん「オウオウオウオウ」と言いながら
急激な方向転換をするバス
後方の車にクラクションを激しく鳴らされながら無事駅へ
バスを降りた後 いつもそうしてるんだけど
その日は特に念入りに「ありがとう！」と言って降りた
笑顔のオイラにちょっと不思議そう＋疲れた顔で
片手を挙げて応える運転手さん
人生色々大変だよね
お疲れさまでした運転手さん