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2013年3月18日

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ここにご報告させて頂きます。
<ビビとの記録、思い出がつまっているバビデブウ。
随分時間はあいてしまいましたが、
誰も読んでいなくても自分の中の一つのけじめとして。>

2013年3月18日
この世でたった一匹の最愛のビビが天国へ旅立ちました。
13歳と15日でした。
5月5日 今日が四十九日となりました。

今でもどこか信じられないというか
自分勝手に もっとヨボヨボになるまで側に居てくれると、
カートに乗せてお散歩したり、闘病生活で長い看護の末、、、、などと想像していたけれど、
一切私の手をわずらわせる事なくあっと言う間に逝ってしまいました。

今年の始めに東京で就職が決まった為、新居を見つけて落ち着くまでの間、 
ビビが亡くなる1ヶ月半前(そうとも知らず)実家で母が面倒みてくれてました。
ビビは私が迎えに行くまで待っていてくれたのか、
最後はいっしょに東京まで来てくれ、東京の病院で私と母に看取られ息を引き取りました。

ビビの大切な最後の1ヶ月半、いっしょに側に居る事が出来なかった。
その貴重な時間を過ごせなかった事は、やはりどうしても悔いが残るけれど、
その時間のおかげで私の心の打撃が少し軽くなったようにも思います。
ビビは私の新居でいっしょに暮らした事がなく、
ここでは、あちらこちらにビビの面影を感じる事がないのです。
部屋の中も。散歩道も ここではない。
それがまた寂しいですが、もし、毎日感じていたらもっと辛かったように思います。
これがボストンだったら、10年以上いっしょに暮らした場所だったら、
もっともっと辛かったはず。

その最後の時間を母がもらってくれて、そして犬が苦手だった母がビビの事を大好きになって、
その分、悲しみも半分もっていってくれて、最後は私の気持ちを心底理解しいっしょに心から悲しんでくれました。

それも全てビビが私のためを思い、計らってくれたことかも知れません。
ビビが亡くなった次の日は、私と母を慰めるかのように東京は桜が満開でした。
季節はずれの早い桜。

フランダースの犬は悲しいお話だという人が多いけれど、
あこがれの絵を見ながら、愛犬と共に逝けるだなんて幸せだよな、
なんてビビの生前よく思っていました。
ビビをなくす辛さを考えたら、そっちの方がよほど幸せだと。

けれど、現実の私は今も元気にこの世にいます。
ビビを亡くしたら、きっと廃人のようにボロボロになってしまうのじゃないか。
そんな自分を想像をしていたけれど、
散々泣いて、お葬式を出した後は、
会社にも毎日ちゃんと行って
ご飯も食べて
人と話して 笑う事も出来て
普通の生活が出来ています。

今でも一人になると時々涙がこぼれ落ちます。
亡くしたばかりの時の気持ちとは違っていて
悲しいとも さみしいとも 違う
喪失感 
無常感 
自身の体の一部をなくしてしまったかのような
うまく言葉で表現出来ないけれど 
そんな気持ちになり
時々勝手に涙が溢れ出します。
ただ、それがいやではありません。

悲しみは時間が癒してくれる とよく言いますが、
この気持ちはたぶんこのままずっと抱えて生きていくように思います。
弱まったり、薄まったりはしないと思う。
いつも心のある場所に静かに存在してる。
そして、それは辛いとかいやだとかいうものではなく
私という人間の一部の大切な愛しいものである気がします。

ビビは、いっしょに過ごした時間、素晴らしい贈り物を与え続けてくれました。

純粋で、心がきれいで、みんなの事が大好きで、
恐がりで、少しがんこで、食いしん坊で。
ビビという命が存在する、それだけでいつも私を幸せな気持ちにしてくれました。
ビビと過ごした時間は私の宝物です。これからもずっと。

生前ビビの事を可愛がって下さって本当にありがとう。
もし、出来たら、皆様もビビの事たまーにでも思い出して頂ければとても幸せです。
元気なビビの姿を。
ビビも喜ぶ事と思います。

最後まで読んで下さってありがとう。
皆様がいつまでも健康で愛する人と少しでも長く幸せな時間を過ごせます様に。


大好きなビビへ

ビビちゃん、ビー、おかあしゃんのかわいいかわいいビビ。
ありがとう。いっぱいいっぱいありがとう。

生まれてくれてありがとう。
うちの子になってくれてありがとう。
いつも側にいてくれてありがとう。
ビビがビビで居てくれてありがとう。
おかあしゃんの心を愛で満たしてくれてありがとう。
ぬくもりをたくさんありがとう。
犬の素晴らしさを教えてくれてありがとう。
自然の中を共に歩き、季節の移り変わりを楽しむことを教えてくれてありがとう。
共に過ごす幸せな時間をありがとう。
命の尊さを教えてくれてありがとう。

ありがとう。

あなたと過ごせておかしゃんは本当に幸せものです。

だけどやっぱり、会いたいよ。
いつか、また。
きっといっしょに過ごせる日を楽しみにしています。

大好きだよ。
ママの大事な世界で1匹のビーにゃ。

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2013年05月05日 09:11に投稿されたエントリーのページです。

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