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愛犬と日本・アメリカの旅 必要事項まとめ編 

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時間がかかりましたが、
ようやく必要事項をまとめてみました
(かなり長くなっちゃったけど)

これからオイラと同じ様に愛犬と日本へ里帰りや
又、アメリカへ旅行したり引っ越ししたりする人へ少しでもお役に立てれば
それに自分も同じ事を繰り返す必要があるかもなので忘れない様に
と 記録にしておきたいと思います

注:2009年12月末に日本へ帰国し2010年1月末にアメリカへ戻って来ました
内容が変更される可能性もあるのでこのブログだけでなく
必ず以下のオフィシャルサイトで確認して下さい

日本
アメリカ

アメリカの場合は州に寄り規制が異なる場合がありますので
必ずお住まいの州の規制も合わせて確認して下さい
ちなみにオイラはマサーチュセッツ州在住です


**************************************

Part1: アメリカ→日本 日本へ里帰り/帰国時に必要な手続き

とにかく日本は動物輸入の規制がとても厳しい
必要な書類がたくさんあるし
遅くとも半年以上前から準備しないと間に合いません

<必要な処置>

1、マイクロチップ装着

2、1の後2回以上の狂犬病予防注射接種

3、2の後狂犬病抗体化の確認血液テスト

4、3の後180日以上の待機

5、到着40日前までに輸入の届け書を発着予定空港の検疫に提出

6、出発直前(3日前くらい)の健康診断
狂犬病及びレプトスピラ病(犬のみ)にかかっていないか
又はかかっている疑いがないことを確認

7、以下の必要書類を用意


<必要な書類>

1、推奨証明書様式 FormA、FormC
診断してくれた獣医さんのサイン+政府の裏書きが
必要になります
(獣医さんにはこの手続きをする資格がいるので確認する事)

2、狂犬病抗体化証明書
血液検査を行ったラボからもらったオリジナルの証明書が必要になります
コピーはつかえません
予防注射の期限が切れてしまうと無効になりますので注意です
切れる前に次の注射を打てば有効

3、狂犬病予防注射接種の証明書
かかりつけの獣医さんが発行してくれたもの

4、検疫からの届け出受理書
輸入届け書を受理して頂けたら
空港の検疫から受理書を送ってくれます
オイラはメールで送って頂きました

5、健康証明書
日本へ入国の際は必要書類ではないですが
今回は冬のボストンからの出発だったので
飛行機会社(ユナイテッド)から
「気温が20F以下でも健康に影響がない犬種であり健康状態である」
という証明書を用意するように言われました

出発直前の健康診断については、3日前は事実上無理なので、
1週間くらいでかまわないとの事でした
内容については上記の推奨証明書様式に書く欄があります

以上の必要書類を全て準備した時点で
発着予定空港の検疫に確認してもらうため
メールかファックスで全ての書類のコピーを先に送る事をオススメします

出発したは良いけれど書類不備で
愛犬が空港に足止めになってしまったりしたら大変ですし
先に確認して頂いておけば安心です
オイラの担当をして下さった関空検疫の方はとても親切に対応して下さいました

<書類以外に必要又は便利グッズ>

1、航空会社規定のケージ
オイラはpetmate社のバリケンネルのエキストララージを購入

大型犬用はケージも相当大きくなるので
下に車輪を付けて運べるタイプの方がオススメ
オイラが買ったのは別売り車輪を自力でドリルで穴開けて取り付けないといけなくて、
かなり面倒でした 出発直前ギリギリにやったし、、、
しかもこの別売りの車輪 イケてない
たった一度の使用で1カ所車輪をロックする部分が取れました むう

<他注意点>
車輪は飛行機に乗る時は外さないといけないので
(揺れ動いて危険なので)
取り外しが出来るタイプを選ぶ事

ケージは各航空会社の規定があるので必ず規定に合うものを購入する事
(国内便、国際便で違ったりもするようです)

結構お値段がはる+犬の安全がかかってるので慎重に選ばれる事をオススメ
サイズは犬が楽に向きを変えれるくらいの余裕がある物にする事

それから普段から使って犬が安心出来るまで慣れさせる事
オイラはこれが出来ていなかったので
必要以上にビビを怖がらせちゃいました


2、お水用&フード用カップ各1と水、フード

カップは買わなくても空港のカウンターで無料で頂けますが、
(ビビは買っていったやつは暴れて破壊したので新しいのをもらった)
お水については凍らせたものを
取り付けタイプのボトルに用意してケージの中から飲めるようにするか
いつも食べているフード3食分くらいといっしょに袋に入れて
ケージの外側にくっつけておくかすること
(*オイラは往路はトートバックにミネラルウォーターのボトルと
フードを1回分づつに小分けしたジプロックの袋をくくりつけておきました
復路の時、日本ではカウンターのグランドホステスさんに
トートバッグをぶら下げるのは良くない、と言われフード入りのジプロックを
直接ケージの上にテープではりつけられました
水は凍らせたボトルをケージの中から飲めるタイプのを付けました
が ビビが暴れたようでサンフランシスコに到着時、ボトルは破壊されてた、、、)

オイラたちが旅したのは冬だったので
水分補給にそこまでせっぱつまってませんでしたが、
夏だと命に関わる事になります

ケージの外側に緊急時用フードと水を用意しておくのは航空会社の規定でもあり、
万一飛行機の出発が遅れる等緊急事態にも誰かが水やごはんを与えてくれますが、
自分が空港で犬に会った時もすぐにお水やごはんをその場であげる事が出来ます

ビビは関空についたとたん、すごい勢いでお水を飲んでいました 可哀想に、、、
後 興奮していたせいかフードは食べず、
その代わり、ご飯とは別にすぐ食べられるクッキーを
自分で機内に持ち込んで用意していたのですが
それをバリバリすごい勢いで食べました
犬の飲み方だと周りを汚しちゃう可能性もあるので、タオルなどあると便利

色々人に寄って考え方があり、
乗せる前にはおトイレをがまんさせるのが可哀想だから水や餌や控える
という意見もあり、オイラも行きはそのようにしていたのですが、
結局普段はお家では絶対おトイレしないビビも
さすがにボストンからノンストップで関空はとても無理で、
ケージの中でしちゃっていたので、
帰りは普通にお水もごはんもあげてから乗せました

オイラ個人としては、長い間ケージの中でガマンするより、
逆にどんどんおしっこでもうんちでもしちゃいなさーい、と思いました
その分、オウチに着いたらすぐお風呂に入れてきれいにしてあげました

行きのボストンから関空の便では、乗り換え地サンフランシスコで
荷物はピックアップすることなくそのまま関空行きに乗せられるシステムになっています
ボストンのカウンターで一度サンフランシスコでビビを外に出してあげたい、
とお願いしたのですが、荷物と同じ扱いになるので出来ません、と却下されました
待ち時間が少ないので乗り継ぎ便に遅れたりしてはいけないというのもあるみたい

幸い帰りのサンフランシスコ空港では、
税関を通るのに一度荷物をピックする事になっていて
おまけにペットリリーフのスペースが空港内にあるので、
簡単な散歩と水分、オヤツ補給が出来ました
とても小さな場所でしたが、飲み水やうんち用の袋なども完備されていて助かりました
(ビビは他のわんこに臭いがする水がいやなのか飲まなかったので、
用意していたペットボトルの水をあげました)


3、お気に入りのおもちゃや飼い主の臭いのついた服など

少しでもケージで安心して快適に過ごせるよう
お気に入りのおもちゃやオイラの靴下をケージの中に入れてあげる
また寝心地が良い様にフカフカマット、クッションなどもいっしょに入れる

マットは長時間のフライトだとビビのように
おしっこやうんちをしちゃう可能性も大なので
吸収力が有り洗濯がし易いものがおすすめ


4、ケージの外に写真や名前、フライト便名、連絡先などを貼る

「ここに入ってるのは荷物ではなく、とっても愛されてる大切な家族なんですよ!」
という主張をするために、写真を貼ったりカラフルにケージを飾る
目立つようにすれば、どこかに置き忘れられる事もないだろうし
名前をつけておけば、荷物を運ぶ人もビビの名前を呼んで安心させてくれるかも知れない
便名をつけておけば、ケージが間違って迷子になることも防げるかも知れない
連絡先をつけておけば、万一何かあっても無事オイラのところに帰って来れるはず
(荷物と同じようなタグはくれるけど目立たない)

「LIVE ANIMALS」「THIS SIDE UP」の張り紙は規定で付けないといけませんが、
カウンターで航空会社の人が貼ってくれるので特に自分で用意する必要はないです
また、緊急時の餌のやり方についてなどの指示をするメモも
カウンターで渡されるのでその場で記入

サンフランシスコから関空への国際便に乗った時、離陸前に、
機内アナウンスで呼びだされ、ビビに何かあったのかと
すごい形相で慌ててズカズカ行ってみると
「今あなたの犬が無事に搭乗しましたよ」
と知らせてくれました ほ 
突然親切

おかげさまで無事悪い事はおこりませんでしたが、
空港に着いた時オイラより先にビビを見つけ
ケージの張り紙を熱心に読んでる人がいらっしゃって少し恥ずかしかったり、
どこかの国の人がふざけて「ビビー、ビビー」と
むやみに名前を呼ぶので弱冠腹立たしかったり 
こっちは真剣やねん!プンスカ

とにかく 備えあれば憂い無し


5、レスキューリメディ

ビビのバヤイ お店が送ってくれるのが遅れて
(速達で頼んだのに!)間に合わず今回は使えませんでしたが、
獣医さんがオススメする自然派のストレスリリーフ用お薬です

身体に全く害はないそうなので、
犬が必要以上に怖がらなくても良いように
乗る前に与えて気持ちを落ち着かせるのも良い方法だと思います


Part 2: 日本→アメリカ アメリカ入国時に必要な手続き

アメリカは州に寄り規定が異なりますが、
日本へ入国する事を考えれば遥かに簡単

現在マサチューセッツでは「狂犬病やその他伝染病にかかっていない」という
証明さえあれば大丈夫、とのこと
特に規定の用紙等はありません

<日本での輸出の手続きに必要なステップ>
*ビビの場合、アメリカから来てまたアメリカへ戻る、という旅だったので、
最初から日本から出発のワンさんはまた違う手続きが必要かも知れません
上記のオフィシャルのサイトでご確認下さい

1、関空の場合、空港で診断もしてくれますが、
まず地元の獣医さんで健康診断をして頂き、健康証明書を頂く
出発に出来るだけ近い方(3日前とか)が良いと言われたが、
これも証明書の発行の時間も必要で限度があるので1週間前に行きましたが
問題ありませんでした
その他、狂犬病予防注射の証明書を用意(ビビのはアメリカから持参)

2、1週間前までに関空にフライトの日、時間等を知らせておく
地元獣医さんからもらった証明書をファックス等で確認してもらうとさらに安心

3、当日フライトの3−4時間前に空港内の検疫に行く
オイラは間違って先にサービスカウンターに行っちゃいましたが、
まず、検疫に行ってから、サービスカウンターに行く事
 
地元獣医の証明書を提出、輸出検疫証明書に記入
(前もって用紙をもらっておくと便利 オイラは入国時に頂いてました)
関空で簡単に健康診断を受けた後、輸出検疫証明書にサイン&ハンコをもらう 
だけでオッケイ

<アメリカ入国>

念のため、日本の地元の獣医さんには英語で証明書を頂き、
アメリカの獣医さん発行の狂犬病予防注射接種の証明書も持参していましたが、
それを空港で見せろと言われる事もなく、
ただ単にケージに貼付けられた関空でもらった輸出検疫証明書だけで難なく通過 
アッサリ

アメリカのこういうとこスキ♥


以上大変長くなりました

ビビは飛行機での移動は大ッキライみたいでしたが、
その分日本での生活はとても楽しんでいて、
連れて来て良かったと思えました
犬は犬なりに新しい経験や冒険を楽しむ事が出来るのでないかと思います

これを読んで下さった皆さんと愛犬ちゃんも良い旅が出来ます様に!


次回はこの旅行のドタバタ体験をここにまとめたいと思います

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2010年01月31日 00:54に投稿されたエントリーのページです。

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