＜雪のセントラルパークとイエローキャブ＞
ニューヨークは刺激的でとても面白い街
うまく表現出来ないけれど
例えば東京や大阪なら多くの人が
似たような速いテンポで時を過ごしている
といった感じなのだけど
ニューヨークはそれぞれがそれぞれのペース
我が道を行く感じで生きている感じがする
時間がゆっくり流れているのか
早く流れているのかよくわからない
カッカッカとヒールを鳴らし颯爽とあるくキャリアウーマン
そのとなりで大股でiPod片手にゆったり歩く黒人さん
その近くで民族楽器を優雅に演奏する南アメリカの人
そこに居る全ての人がマイペースで時を過ごしている
ただたんに全員の時間が早く流れている場所ではなく
全く違う無数の人たちの時間の流れが
大きなうねりになって渦巻いている
特に地下鉄の駅構内を歩いているとそういう事を感じたりします
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最近面白かった地下鉄の出来事
その１： 子供
地下鉄に乗っていると子供たちの団体と居合わせた
学校の遠足かな？
何気なく彼らの会話を聞いていると
女の子「ねえ あんたmy spaceやってる？」
男の子「ううん」
女の子「あんた 何歳？」
男の子「んーと ７歳」
女の子「そう！７歳ならもうmy spaceやってなきゃだめよ！」
そうですかやってなきゃだめですか
子供は面白い
その２： 南から来たおじさん in NY
頭にはロシアン風の帽子 黒いロングコートにブーツという
完璧な冬の装いのおじさんが居た
でも何かがちぐはぐ
そうおじさんはサウスアメリカンな顔だ
そのおじさん 駅のホームですぐ側の他人に
「やー NYだよね！NYみたいなとこって他に無いよね！」
と話しかけている
話しかけられた人はあまり乗り気でない
適当にあいづちをうってどこかに行ってしまった
電車が来る おじさん満面の笑みでオイラに先に乗る様譲ってくれる
ありがとうとオイラも笑顔で答える
なぜかオイラのとなりに座るおじさん
でもオイラには話しかけず
車内でもまたすぐ近くの他人に
「やー NYだよね！NYみたいなとこって他に無いよね！」
と話しかける また相手は適当な相づち
次の駅で南アメリカ出身風の女性が２人乗ってくる
おじさん同胞を見つけて嬉しかったかまた話しかける
「やー NYだよね！NYみたいなとこって他に無いよね！」
今度はさすが同国民 ノリがいい
さらに「見て！この帽子のこの靴 NYだからこんなの着て来ちゃった！」
とても嬉しそうだ
そして結局そのたぶん今日たった今出会ったであろう女性２人といっしょに
次の駅で降りて行ってしまった
ホームで３人立ち話している姿が見えた よかったねおじさん
その３： お手製サンド
ニューヨークでは電車の中にまで物を売りに来る人や
音楽を演奏して小銭を稼ぐ人たちがたくさん居る
M＆Mを売る子供たちにはそれまでもよく遭遇していたのだけど
その日はもっとスペシャルな行商人と出くわした
彼は手製の引き車に飲み物や食べ物等をたくさん乗っけて
車内販売していた まるで新幹線のワゴンのおねいさんだ
しかしあくまでもホームメイドな雰囲気
引き車の中を見てみるとどう見ても手製の
ピーナッツバター＆ジェリー的なものがあった
そこいらのスーパーで売ってそうな白い食パンサンドが
そこいらで売ってるジプロックみたいな袋に入って売られてる
ホエー
と見てたら買う人がいた いたよッ
最近食品の成分表が気になるお年頃のオイラは
衛生面とか大丈夫でしょうか と心配になりましたが
まあお互い合意の上なので良いのでしょう
実にたくましい（売る方も買う方も）
いいネ！ニューヨーカー
ニューヨークに言ったら地下鉄に乗りましょう
絶対何か面白い事に出会えます